クーラーのきいた部屋でごろごろしていたんだけれど、
知らないうちに夏が始まってしまうのが怖くて、水筒も持たずに外に飛び出した。
昨日までの鈍色はどこへいったのやら。
カーブミラーのオレンジが映える季節はやっぱり夏だと思う。
河原に降りようと思っても、階段の先を埋め尽くす草。
下を見たって行き場はないね。
虫取りする子どもら。農作業するおじいちゃん。
いつもと違うルートを歩くと、見えてこなかった景色が見える。
たまにはこういうのも悪くないかもしれない。
枯れかけたアジサイが教えてくれる夏。
かなり汗ばんできた。
歩道橋を上がると、眩しさに一瞬めまいがする。
どこを歩いているのかそろそろ分からなくなってきたときに、一輪のアガパンサス。
愛を見つけたような気持になったり(?)
陰を歩くからこそ、木漏れ日にも会える。
さて、そろそろ暑さも限界。慣れ親しんだルートに戻ろう。
自然と住宅街の狭間。そろそろ家に近付いてきた。
すれ違う止まれ。
また夕立が来るのかな?
でもきっとすぐやむだろうな。さよなら梅雨。こんにちは、夏。

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