写真には撮影者の共感が現れると、かつての師が言っていた。
わたしの撮る写真はどこかさみしいと、いつか友人が言っていた。

満たされない空虚な心は、満たしてほしいのかどうかももうわからず、
もはやそのさみしさすらどこか温かくも感じてしまう。

いつか大切なものが、消えていってしまう怖さは、
なぜか前を向くための原動力と同居している。

きっと以前の私なら、最初と最後の写真は逆に並べたのだと思う。

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