今日で閉館するという小さなプラネタリウム館にお邪魔した。
最後の投影にはたくさんのリピーター。
小さなドームに投影された宙の下には、たくさんの人の想いがつまっていた。

「星空が私たちから遠ざかるほど、プラネタリウムの存在価値は高まっていく」という解説員の言葉が心に刺さる。
でも星空をかき消している文明こそが投影機を生み出したのは、何とも皮肉なこと。
着工から開館の様子を写した写真、寄せられた様々なメッセージが投影されたドームでは星空がかき消されていて、それがまさに矛盾したエゴを反映しているように感じた。

こうして1つの投影機が死んでしまうのだけれど、この星空を見てそれぞれの心の中に生まれた宙が、
ずっと生き続けることを願ってやまない。

Last Planteariumはきっとどこかで生き続けて、Lasting Planetariumに。

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